継続団子

小生は無知ゆえ、世間では皆知っているようなことを、今になって知ると、まるではじめて自分が発見したかのように感動してしまう。。。

もう1年くらい前になるだろうか。。。古本屋で埃にまみれた文庫本をいくつか買った。その中のひとつが林芙美子の放浪記だった。放浪記ときけば森光子さんをすぐに連想するだろうけど、小生はほぼ最後まで読んでから、あ~、あの放浪記か~と思う始末。。。。確か100円くらいでしかもかなり古びたものだったのでそんな著名なものではなかろうと思っていたら実はもう世間では昔から知られているもので少々がっかりしたような気持ちだった。  放浪記の内容については小生がうんぬんいうのはオコガマシイのでさけておくが、これは林芙美子さんの自叙伝のようなので当時の女性(かなり個性的だと思いますが。。。)のリアルな声が聞こえ興味深いものです。昨今カフェと言えば女性もよくいく行くおしゃれな場所であるが当時(大正か昭和初期?)のカフェ、いえカフェーは今でいうキャバクラそのもののような場所(その後、いささか破廉恥度が増し、キャバレーへ発展し、やがてキャバクラへ衰退、いや変化していくのだからおもしろい)らしい。  林芙美子さんはそのカフェーなどで働く傍ら、自暴自棄になって死んでしまおうかと思ったときに直江津駅の近くで団子を買う。そしてその団子のあんこをなめていたらあんなにも死のうと思っていたことが馬鹿らしくなってきたと書いてありました。                                         実はこの直江津、小生は仕事でなんども訪れているのです。泊まったり、酒場で朝方近くまで飲み明かしたこともあった。その直江津に、しかもふと買った中古のボロ文庫本の著者から知らされたのでなんとも遠まわしで伝わってくるものだとなにかロマンのようなものを感じてしまったのです。  本の中ではその団子の名前は継続団子と。。。。                              その本を読み終わった数か月前、継続団子を検索してみるとしっかりあるじゃないですか!それは三野屋さんというお店。たしかに直江津の近く、今もある。ますます興味を抱いてしまい今度直江津に行ったら是非、この三野屋で継続団子を買ってみようと密かに思っていたのでありました。。。その日が実は今日。

三野屋さんです。 念のため、昔からこの団子は変わってないですよね?と聞いておいた。もし、いいえ、昔とは違うのですよと言われたら興ざめするところであったが昔も今も同じらしい。     あ~、よかったこれで林芙美子さんが本の中で言っていたあの団子が食べられるのね。

林芙美子さん、森光子さんの偉業をたたえる石碑が林芙美子さんも泊まったといういかや旅館(現センチェリーホテルイカヤ)の前にあります。

イカヤホテルは今では立派ないまどきのホテルですがその裏にまわってみるとイギリス積みの煉瓦塀があります。(今日発見したの!) きっとこれは当時からありますよね、林芙美子さんもこのレンガをホテルの中からみたことでしょう。。(中はホテルの裏庭みたいです。)

なかなか味があります。

高いところで3mくらいあるか?近くによるとちょっと崩れそうで怖いです。 隣家も味があるな~、トタン屋根ですよ!

直江津駅のまわりは、昭和のにおいをぷんぷんさせた建物がいっぱいあります。あまり名誉なことじゃないですが建物の間には水の淀んでいてしかもへんな色をしたドブもあります。懐かしい異臭もします。(すみません。とても懐かしい感じなのです)

直江津駅の周りは、古風な店が多く、昔はなんとも思わなかったけど、今はとても興味深いと感じます。散策するときっとおもしろいところだと思います。

さて、帰宅してから箱を開けてみます。これが継続団子です。継続団子は、直江津が米の取引所として閉鎖されてしまうとなったとき人々が懇請し、米取引の継続を勝ち取った祝いに作られたものらしいです。創業から111年、今もこうしてその団子買いに来るものあり、林芙美子さんが死んでしまいたいと思ったのにこの団子を食べた途端に死ぬのがばからしくなったりと、この団子、継続という名前もあやかって、パワースポットならぬ、パワー団子でないかと思うのですヨね。

団子の味ですか?そうですね~、浪漫味デスよ!

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