徳富蘆花 『不如帰』

今更です。ここ上州に住んで50年近くなろうというのにそれを知ったのはつい最近。。

小説 『不如帰』(ホトトギス)を読み終わったのは昨日の夜のこと。。。先月、前橋にある萩原朔太郎文学館を訪れ、そこで帰りがけもらった群馬の記念館・博物館パンフレットの中に知らない博物館、記念館がいくつかあった。その中の一つに伊香保温泉に徳富蘆花文学記念館なるものがあるのを知り、早速古本屋で徳富蘆花を探して、たまたま見つけたのが不如帰であった。運がいいわ。 作者、徳富健次郎こと徳富蘆花は、伊香保温泉、その中でも今もある千明仁泉亭という宿をこよなく愛し、明治から大正にかけて10度も訪れ、最後はその千明仁泉亭で終焉を迎えている。 不如帰の中でも当時の伊香保の状況がみてとれる、、、

     上州伊香保千明の三階の障子開きて、夕景色をながむる婦人。

で始まり、榛名はもちろん、赤城、子持山、今は見られない水沢からの眺望、道のりで蕨が沢山とれたなど読んでいるとまるで当時にタイムスリップしたように思えるほどだ。。。物語の内容はとても悲しい内容で、実際の人物をモデルにしているというだけに最後は涙を誘う。。 (小生、最近になってようやく活字だけで涙がでるようになりました。。。不如帰の前に読んだ、田山花袋の田舎教師でも最後は涙がこぼれてしまった。。)ある程度、実際にあったことを記述している文学を当時自然文学主義とか呼んだそうですが、当時の歴史、生活、苦難、文化、風俗、、一見すると暗い内容が多いがまったくフィクションではないところが小生の興味を抱くところです。(こんなことだから当時の灯りであった灯油ランプを骨董屋などでちょい探してしまうこともある。。。そのランプの下で本を読むのが今のところの小さなもくろみ。。。)伊香保温泉は沢山の文豪が訪れている、夏目漱石、室生犀星、島崎藤村、芥川龍之介、太宰治、文豪以外では竹久夢二など、、、このほかに沢山訪れているようですがこの徳富蘆花の小説があったのも起因しているのだろうと思う。。。

じっくり、それほど広くない記念館を一時間半みっちり、最後は係の方にひまわりの種をいただき、野鳥と戯れる?一時をすごさせてもらいとても満足でした。ちょいと伊香保温泉の石段にも行って今の千明仁泉亭はどうなっているのかも見てきました。

徳富さん、こんにちは↓

記念館となりにある当時の千明仁泉亭を移築、復元した別邸↓

中にはきれいになっていますが徳富蘆花が終焉した当時の部屋、ベットなどそのまま展示してあります。

ささっときてひまわりの種をついばむ小鳥ちゃん(ヤマガラ)↓

現在の千明仁泉亭の門扉(階段側からの方です)↓

徳富蘆花もみたであろう 伊香保温泉石段からみる上州の山↓

↑あ、ここで醤油のしみたこんにゃく玉団子(100円)がとてもおいしかったです。(おすすめ)

最後は水沢まで行って、日本三大うどんのひとつ水沢うどんを。。。。                (ちなみに大もりです)↓ 昨今流行りの讃岐に比べてコシはないのでちょい物足らないと感じますが、こちらでは小麦の食文化が主流だったみたいで、味噌汁の代わりにうどんが出る家庭もいまだにあるようです、まー、日々食べるうどんといったところなのかな~・・(そういった文化もあってかここ数年県内高崎市ではパスタ、-主にスパゲティ―のお店が多く、地元グルメみたいになってます。実際、味が濃い目で量もそこそこ、おいしいと思いますのでこちらにお越しの際は、是非どうそ・・・)

讃岐、稲庭についで群馬の水沢。。。とありますが、第三は、長崎の五島、富山の氷見、名古屋のきしめんも第三らしいです。まるで最近テレビ、新聞を賑わしているあれのようですね(笑)

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徳富蘆花 『不如帰』 への2件のコメント

  1. busbug56 より:

    水沢うどん、食べてみたいな~
    何度かチャンスはあったのに食べ損ねてます。

  2. KAKAA より:

    そうですね~普段着のうどんです?あ、うどんなんてみんなそうか。。。

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